オステオパシーは、優しい手技で、からだに備わる治癒力を手助けし、赤ちゃんや小児、産前/産後の女性の健康増進にも大きく貢献します。 
オステオパシ-・クリニ-ク
さかもと治療院
-Clinique Ostéopathique-
“からだは自己治癒力を持っている”
“症状にとらわれず、真の原因を見付けて治療し、あとは、からだにまかせなさい”

 
    / A. T. スティル ( 医師・オステオパシー創始者 )

   産後の腰痛(その2) 世田谷区 30代 女性 【基本治療】  



  
「出産後、時々腰痛が出るようになり、

   年に2、3回ぎっくり腰になる。




    《 整形外科の検査の結果 》

   レントゲンの画像では、腰の骨や、

   椎間板には、特に異常がみられない



          *



《 オステオパシーの診断で見つかった機能障害 》



  ・子宮の後ろにある
“ダグラス窩(か)”

   
というくぼみの、膜の緊張



          *     



  この方は、触診したり、骨盤の動きのテスト

  をすると、


  一見、仙骨が、前に、少しねじれているかの

  ように見える。 



          

  
しかし、実際は、ねじれの原因は仙骨には

  無く、


  子宮の後ろにある“ダグラス窩”という

  くぼみの“膜の緊張”が、仙骨を前側に

  引っ張っていた。




     《 オステオパシー治療の内容 》 


  初めに、ダグラス窩の“膜の緊張”をリリース

  する。

  膜の緊張が、かなり強く、完全にリリースされる

  まで、20分くらいかかった。



  ダグラス窩の膜をリリースすると、仙骨を

  前に引っ張っていた力が、“フッ”とゆるむ

  のを感じる。

          *


  最後に、骨盤から背骨を通して、2次的な影響を

  受けていた、腰椎(ようつい)、頸椎(けいつい)

  の動きを回復させて、治療終了。


          *



  1週間後、再び来院してもらうと、腰の痛みは

  初診時の1割程度になったとの事。


  確認の為、検査をすると、骨盤内の膜の緊張は

  きれいに取れており、
仙骨のねじれも取れていた。                                       



  その後、数回の治療で痛みは消失。

 

  出産後の骨盤内の環境

                                                                                                                                                                                  

  出産の前後では、子宮の大きさが大幅に変化し、


  それに伴い、骨盤の中の“膜の環境”は大きく

  変化します。

          *

  この症例のように、


  出産後に、“骨盤内の膜”の緊張バランスが

  変わってしまうと、


  緊張した“骨盤内の膜”が、
仙骨を前側に

  引っ張ってしまう事があります。
                                                   


          *


  その場合は、仙骨を矯正して、見かけ上の

  仙骨のねじれを戻しても、多くの場合、

  あまり効果がありません。


  なぜなら、骨盤内に“膜の緊張”がまだ

  残っている
からです。


  しばらくすると、仙骨は、また元のねじれた

  状態に戻っていくでしょう。


          *


  
このような状態の患者さんの場合は、

  原因に対するアプロ-チ、つまり、


  仙骨を前に引っ張っている、骨盤内の

 “膜の緊張”を取ってあげる必要があり

  ます。


  

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