●【頭蓋仙骨治療(とうがい・せんこつ・ちりょう)】をご希望の方へ
【頭蓋仙骨治療】は、
頭蓋骨や顎(がく)関節にかかっている
不自然な力を、優しく取り除きます。
*
脳脊髄液や血液、神経の通りを良くする事で、
からだ全体の治癒力をアップさせる狙いがあります。
頭には、神経や血管の出入り口がたくさん
あります。
①出生時の頭の変形、
②からだの歪みからの2次的な影響、
③事故や怪我などの外傷、
などにより、頭蓋骨や顎(がく)関節に
歪みが生じる事があります。
その結果、
頭~首、体への“血液”の流れや“神経”の伝達、
頭蓋から背骨の中を流れる“脳脊髄液(のうせきずいえき)”
の流れに影響を与えていたり、
“顎(がく)関節”に、過度な負担をかけている事
があります。
*
このように、頭蓋骨や顎(がく)関節の歪み
が原因となって
様々なからだの不調を引き起こす事がある
ので、
オステオパシー医は、患者さんの頭を
必ずチェックします。
そして、必要であれば、
頭や顎(がく)関節にかかっている
過度な負担、ストレスを優しく取り除きます。
【頭蓋仙骨治療(とうがい・せんこつ・ちりょう)】って何ですか? |
【頭蓋仙骨治療】は、1899年、
アメリカのオステオパシードクター、
W.G.サザーランドにより研究、
発表されました。
オステオパシーの頭蓋領域の治療として、
現在まで100年以上の歴史があり、
その技法は、現在も進化し続けています。
2014年2月より、当院では、これまでの
【頭蓋仙骨治療】に、頭蓋に対する最新の知見
を取り入れた新しいアプローチ、
“Nouvelle Cranio-Sacrée ”®
( 頭蓋に関する最新の知見を取り入れた【頭蓋仙骨治療】)
をスタートさせました。
まず、首から下の骨格の歪みや
内臓の位置の異常をすべて取り除きます。
その理由は、
事故などの外傷で頭蓋の歪みが生じた場合
を除くと、
ほとんどの頭蓋の歪みが、首から下の歪みの
影響を受けている場合が多いためです。
そういった他からの影響を取り除いてみると、
本当に治療しなければいけない頭蓋の歪みは1、2か所にすぎない
ケースも少なくありません。
( 当院の頭蓋治療が短時間で済むのは、このためです。)
首から下の歪みをすべて取り除いたら、
次に、頭蓋の治療に移ります。
頭蓋や顎(がく)関節に優しくコンタクトし、
①不自然な力がかかっている所、
②脳脊髄液や、血液、リンパ液の流れが
良くない所、
を探して治療していきます。
*
治療はからだの内部の自然な力を利用して
行ないますので、安全で、優しい手当てです。
その為、赤ちゃんから、ご高齢の方まで、
幅広く対応することが出来ます。
①脳脊髄液(のうせきずいえき)の流れを
良くし、神経の通りを良くする事で、
からだ全体の治癒力アップを狙います。
②頭~首への、血液やリンパ液の流れが
良くなり、頭部全体の循環を良くします。
③顎(がく)関節にかかっている
不自然な力を軽減します。
赤ちゃんの頭は、大人と違ってまだ柔らかく、
産道を通って産まれてくる時に、一時的に
頭の形が変形します。
多くの場合、頭の変形は、成長に伴い、
自然に修復されていきます。
しかし、頭蓋骨に歪みが残ってしまった場合、
頭蓋内の膜の緊張から、様々なトラブルが、
後になって出てくる事があります。
ご覧ください。
【適応症】
再発を繰り返す小児の中耳炎、
耳の詰まり感、
偏頭痛、
顎(がく)関節の痛み、
歯列矯正に伴う身体の不調、
頭がすっきりしない、朝起きにくいなどの
ひどく疲れた方、
ストレス過多で、からだが交感神経優位
の状態の方、
慢性のからだの痛みでお困りの方、
など。
*この他にも、以下のような方が【頭蓋仙骨治療】
を選択されています。
・遠方にお住まいの方や、スケジュールの都合で、
月に1度くらいなら通院できるという方
・1~2か月に1度、頭蓋のすべてを含む、
全身のチェックとケアをしたい方
近年、【頭蓋仙骨治療】についてのお問い合わせを
数多くいただくようになりました。
この項目では、お問い合わせの中で、よくある質問を
選んで掲載しております。どうぞ、『頭蓋仙骨治療』を
受ける際の参考になさってください。
*
Q. 小児の【頭蓋仙骨治療】を希望していますが、
赤ちゃんは生後どれくらいから、
治療を受けられますか?
A. 基本的に、いつからでも
(生まれてすぐからでも)可能です。
頭蓋骨の噛み合せ部分である
縫合(ほうごう)が早期に癒合(ゆごう)して
しまっている場合は、
専門の医療機関での治療が必要に
なりますが、
そういった医学的な問題が無ければ、
できるだけ早く治療を始めると
良いでしょう。
*詳しくは「小児のオステオパシー」のページを
ご覧ください。
*
Q. 現在、歯の矯正中なのですが、【頭蓋仙骨治療】は
受けられますか?
A. 受けられます。
理想的には、頭蓋や顎(がく)関節にかかっている
負担をチェックしてから、歯の矯正を始める方が良い
と考えられます。 ですが、歯の矯正と並行して、【頭蓋仙骨治療】で
頭蓋全体とのバランスを取っていく事で、 歯の矯正期間中に、噛み合わせ以外の場所である、 首や頭蓋にかかる負担やストレスを、少なくする事が 出来るでしょう。 歯の矯正と並行して治療する場合は、通常、
1~2か月に1度の治療で充分です。
*
Q. 頭や顎(がく)関節に症状は無くても
【頭蓋仙骨治療】は受けられますか?
A. 受けられます。
【頭蓋仙骨治療】は、首から頭にかけての、血液の
出入りを良くし、頭部のうっ血を取り去るほか、
脳神経の出口も解放されるため、自律神経系のバランス
にも良い影響を与えます。
頭蓋骨全体を解放すると、頭蓋や顎(がく)関節だけで
なく、からだ全体にも、良い影響があるため、
1~2ヶ月に1度、【頭蓋仙骨治療】だけを受けに
来られる方も、いらっしゃいます。
◎ 基本治療 + 【頭蓋仙骨治療】
大人 ・・・10,000円
小児~中高生 ・・・・7,000円
(【頭蓋仙骨治療】の治療頻度の目安)
通常、1~2カ月に1回で充分です。( 最大でも1か月に2回くらいまで )
*【頭蓋仙骨治療】は予約枠に限りがある為、
ご希望の方は必ず、ご予約時にお申し付けください。