オステオパシーは、優しい手技で、からだに備わる治癒力を手助けし、赤ちゃんや小児、産前/産後の女性の健康増進にも大きく貢献します。 
オステオパシ-・クリニ-ク
さかもと治療院
-Clinique Ostéopathique-
“からだは自己治癒力を持っている”
“症状にとらわれず、真の原因を見付けて治療し、あとは、からだにまかせなさい”

 
    / A. T. スティル ( 医師・オステオパシー創始者 )

    股関節の痛み 目黒区 40代 女性 【基本治療】  


  
「6年前に運動で右の股関節を痛めた。


   初めは動作時の痛みだけだったのが、


   最近は座っていても痛みが出るように

   なってきた」



     《 整形外科の検査の結果 》

   レントゲンでは、股関節には異常なし




 
オステオパシーの診断で見つかった機能障害 》


    ・骨盤の仙腸関節の変位(仙骨側)


    ・右の卵管のねじれ

    ・子宮広間膜の固着


         *


*オステオパシーの検査の結果も、この方の

 股関節には、何の異常も見つからなかった。

         *

 しかし、からだの繋がりに着目して診ると、

 原因は股関節とは別の所にあった。



 この方は、骨盤の真ん中で、背骨の一番

 下にある、仙骨がねじれてしまっている。

         *


 その結果、動作の時の背骨の動きに、

 仙骨がついていかない為、


 右の股関節に過度の負担が、かかっている。

         *

 その事が、“股関節に痛みを出している

 真の原因”であった。


         * 


 さらに、仙骨のねじれの影響は、膜を通じて

 骨盤内の婦人科系の臓器にも及び、


 右の卵管がねじれ、子宮も、右に引っ張られて

 いる状態であった。



    《 オステオパシー治療の内容 》 



①まず、仙骨のねじれを修正し、仙骨の本来の

 動きを取り戻す。


 仙骨の動きが自由になる事で、股関節に

 かかっていた過度の負担が軽減。


         *


②次に、子宮広間膜の固着をリリース。

 卵管のねじれも修正する。


         * 


③最後に、子宮動脈の制限も見付かった

 ので、解放する。


 子宮を支持する膜をゆるめ、子宮への

 動脈を開く事で、子宮への血流が促進

 される。


         *


初回治療後、座った状態の痛みは軽減。

 その後、2回の治療で、動作時の痛みも

 消失。


 ご本人曰く、問診時には言わなかったが、

 今までは生理痛がひどく、毎回、辛い

 思いをしていたとの事。


 初回治療後、生理痛が全く無くなった、

 と非常に喜ばれていた。


         *


 ここで、この方の病態の変化を推測してみましょう。

         *

         *

 「6年前に運動で右の股関節を痛めた。


  初めは動作時の痛みだけだったのが、


  最近は座っていても、痛みが出るよう

  になってきた」




 ①運動の際に、仙骨の関節がブロックされた

  事で、股関節に痛みが出現。


  
この時点では、股関節は、動作時に痛むだけ

  であった。



 ②そのままの状態で数年が経過。



  
仙骨のねじれから、骨盤内の
子宮や卵巣に

  力学的なストレスが加わり、


  子宮や卵巣
の循環に、影響が出始める。



 ③安静時にも、股関節に痛みが出始める。


  
これは、子宮や卵巣の循環制限を、

  股関節の痛みとして感じていた可能性がある。


  また、生理痛の原因ともなっていた様子。


         *

         *


  からだに残った怪我の影響は、このように、

  他の部位にまで及ぶ事があります。



  オステオパシー医が、必ず患者さんの全身を

  チェックするのは、



  このような2次災害を、未然に防ぐ為でも

  あるのです。





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